2025年06月21日
定着

ネパールではゴミをポイ捨てする姿をよく目にします。ゴミは道端に捨てるものという考えは、ゴミを拾う所定のカーストの人たちがいるからとも言われています。
現場にいた頃、なんとかポイ捨てをやめさせようと思い啓発授業を行いました。そのとき「ゴミはどこに捨てるの?」と子どもたちに尋ねると、「教室の窓から投げて捨てる」という答え。さらに見本まで見せてくれたのですから驚くばかりでした。
ゴミのポイ捨てはやめさせたい。でも、こちらの一方的な価値観を是として押しつけるのもなんとなく違うような……。どうしたものかと考えていたところ支援者から「遊びを加えてみては」というアドバイスを頂きました。
早速、ゲームのようにしてやってみると効果テキメン。子どもたちが競うようにゴミをゴミ箱に捨てたり、落ちたゴミを拾うようになりました。他にもゴミを拾ったらマイタックシール貼ったり、みんなで村の清掃をしたりして、意識が変化していることを肌で感じられるようになりました。
しかし現場を離れた後、4年半ぶりに訪ねたとき、あれだけ力入れたゴミ拾いがまったく定着していない現状を目の当たりにしました。
思えばゴミ拾いもほとんど自分だけでやっていたことです。先生たちへ引き継ぎもせず、放ったらかしたのですから定着しないのも無理はありません。
現場を離れた状態でも何か打てる手はないか、時間をかけて考えてみようと思います。
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