2023年10月13日
揺れる気持ち

ヒマラヤ小学校のスポンサーシップは原則として奨学生の卒業をもって支援は終了となるのですが、中には卒業後もスポンサーから就学支援を受け上級学校で学んでいる子がいます。
先日、そのうちのひとりが12年生の卒業試験に合格したとの嬉しい報せが届きました。現在、オーストラリアでの就業を目指して準備をしているとのことでした。届いた手紙にはスポンサーへの感謝の念ともに、今後の進路に関する力強い決意が書かれていました。一番のお気に入りという写真も同封されていましたが、サングラスをかけバッチリ決めた様子が写っていました。在校時のことをあれこれ思い出し、深い感慨を覚えました。
子どもたちの卒業後の就学支援については必要性を感じつつも、支援をどこかで終わらせなければいけないとの思いや、学校以外のことに手を拡げることで運営に支障をきたしてはいけないとの考えがあり、これまで積極的に行って来ませんでした。でも、こうして与えられたチャンスを精いっぱい生かして頑張る卒業生を見ると正直、気持ちは揺れます。
何はともあれ、卒業生の今後の活躍に心からの弥栄をおくります。
■朝日新聞webメディアSDGs Actionで「児童労働」について書いています。ぜひご覧ください。
■ヒマラヤ青少年育英会のホームページを移転・リニューアルしました。
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ヒマラヤに学校をつくる」上梓のお知らせ

株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦
お知らせ
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
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