2023年09月24日
教育が果たす役割

正確には覚えていませんが、現地にいた頃に読んだ本の中で、「『もしかしたら』と予測をする能力は教育によって開発されるもので、トラックが泥にはまったり、横転することが当たり前の国ほど予測ができず、同じ事故が繰り返され、起きた時の準備もできていない」といった内容が書かれていました。
ちょうど南ネパールからの帰り道のナガルドゥンガ峠で、バスやトラックが何台も横転や転落をしていましたので妙に納得したことを覚えています。予算がなくて改良工事をしないのだと思っていましたが、もしかすると改良の必要性を感じていないのかもしれないと……。
もちろんネパールの人々の「なんとかなる」とか「ケーガルネ」といった慌てない国民性も影響しているとは思いますが、教育が果たす役割の大きさに気付かされました。
ちなみにナガルドゥンガ峠には今、日本のODAによってネパール初のトンネルが建設されています。急勾配、急カーブが減り、事故がかなり減るかもしれません。開通が待ち遠しいかぎりです。
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ヒマラヤに学校をつくる」上梓のお知らせ

株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦
お知らせ
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
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