支援活動は生の現実コンテで清掃

2022年07月02日

文化、習慣の違い

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大きなプロジェクトが一段落してホッとしたはずが、今もなんとなく心のどこかで落ち着かない感じがあります。

当初は現地へ行ってプロジェクトの最終チェックや報告書の作成などをする予定でしたが、新型コロナウイルス禍で渡航ができず、日本から電話やメールで連絡を取りながら進めることになりました。そのときの小さなストレスがいつの間にか蓄積されたのかもしれません。

現地の仲間がきちんとやってくれることは確信していますが、時間厳守や経過報告など日本人が重きを置いていることに関してはほぼ無頓着ですので、そこが一番の不安点でした。

これまでも経過報告が遅れたり、なかったりしたことで、「やる気がないんじゃないか」とか「騙そうとしているんじゃないか」と言われたことがありました。結果オーライとプロセス重視...。文化、習慣の違いを埋めることの難しさを痛感したものです。

今回も関係者の皆さんにネパールと日本の文化、習慣の違いを何度も繰り返し説明しました。とても大切なことなのに説明をする度に、なんだか遅れたときの布石を打っているようで、ため息がこぼれました。

結果的に今回は時間内に完了したのですが、きっとこれからも同じように文化、習慣の問題と付き合いつづけるのだと思いますし、その心構えを持たなくては、と思います。でも、やはり期限付きの支援はどうも苦手です。



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