2021年10月22日
游動少数民族ラウテ
友人の写真家、門谷jumbo優さんが写した游動少数民族ラウテの写真が展示されている日本外国特派員協会を訪ね、会員の皆さんへラウテ族について簡単な解説をしました。
游動ラウテ族は人口が200人に満たず、その存続が危惧されているネパールの少数民族のひとつです。日本のサンカや木地師と類似した生活を営んでいる点でも興味深い民族です。普段、バザールでの木工製品と米の交換以外は外部との接触を好まないため、アカゲザルを好んで食べること以外、彼らの生活洋式はあまり知られていません。その点でも貴重な写真展です。
以前、スルケット県内の小さなバザールでラウテ族を見かけ、村人が交換したコシと呼ばれる器を見せてもらったことがありました。その後、テレビ局の取材も兼ねて治療する話もありましたが、残念ながら体調不良で立ち消えとなりました。個人的には彼らの皮膚の硬さや感覚にとても関心があります。もしかすると関係が深いとされているタカリ族と似ているかもしれません。いずれにしてもとても不思議な民族の貴重な写真展です。ぜひお運びください。
さて、日本外国特派員協会は有楽町の電気ビルから移転して、今は二重橋ビルという新しいビルの中にあります。以前、開校5周年記念で日本を訪ねたヤッギャ校長、ラクシミと機関誌No1.shinbunの取材を受けた思い出があります。
あれから早いもので12年が流れました。時の速さに驚くばかりです。!そんな感慨に浸りながら、特派員協会の会員の皆さんと美しい写真を遠目に見ながら協会内のレストランで楽しい会食の時間を過しました。ネパールの話しをすると不思議と多幸感に包まれます。すっかり英気を養うことが出来ました。
■ヒマラヤ青少年育英会のホームページを移転・リニューアルしました。
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