子どもの違いゴールに向かって

2021年01月25日

教室増築と新校舎建設に向け

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6学年開設の正式な許可が下りたと報告がありました。許可を受けてから物事が進む日本と違い、ネパールは事を先に進め、後で許可が降りるシステムです。これも時間に節目を作らない永遠思考の影響なのでしょうか。何はともあれ許可が無事下りてひと安心です。

既報のとおり、6学年の開設はネパールの教育制度改革を受けてのことです。将来的にヒマラヤ小学校は新しい基礎教育課程の8学年まで開設する予定ですが、現状では教室が足りませんので北側に小さな新校舎の建設を計画しています。新校舎には保健室も併設して、なんて夢も膨らみますが、建設資金の目処が全く立っていない状態ですので、新校舎建設の実現はまだ先になりそうです。

ただ、どうしても教室の不足を補う必要がありますので、新校舎建設に先駆けて現校舎の屋上の一部に教室を増築することを検討しています。コスト面や基礎の問題もありますので屋根はコンクリを打設せず、トタンやガルバリウムを使ったものにする計画です。

本当なら一刻も早く教室増築(新校舎の建設も含めて)に向け動き出さなければならないのですが、新型コロナウイルス禍が直撃している各家庭の生活支援、立て直しという大きな課題がありますので、まずはそこに全力を尽くしつつ、教室と新校舎それに保健室の整備を一歩でも前進させたいと思っています。

次から次に生まれ出る課題....。始めたら終わりはないのだと、自分の心に言い聞かせる毎日です。




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