第一人称久しぶりに

2020年12月04日

NHK BS1 「ジャパニ 〜ネパール 出稼ぎ村の子どもたち〜」

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先日、宿泊先のホテルでNHK BS1スペシャル「ジャパニ〜ネパール 出稼ぎ村の子どもたち〜」というドキュメンタリー番組を観ました。

ネパール西部のガルコット村から東京へ出稼ぎに来ている夫婦と生後3ヶ月から祖父母に育てられた娘、ビピシャ(9歳)のドキュメント。娘を日本へ呼び出し一緒に暮らしはじめた家族ですが、両親は仕事に追われる日々の中、思うようにビピシャをかまうことが出来ません。そんな中、ネパールに戻りたいというビピシャ。家族でネパールに戻れば暮らしていけず・・・。現実に苦悩する夫婦。

丁度、「新移民時代」(西日本新聞社編)という本を読んだこともあり、出稼ぎ労働者の現実がリアルに伝わって来ました。ネパールでは若者の多くが諸外国へ出稼ぎに出ています。一握の成功者の話に夢を描き、借金を背負ってネパールを飛び出したものの、様々な厳しい現実に直面する者も少なくありません。

ヒマラヤ小学校の卒業生の中にも既に出稼ぎに出たものもいますし、出稼ぎに出ようとしている者もいます。なんとかして貧しさから抜け出したい、そんな思いが彼らを出稼ぎ労働へと駆り出しているようですが、果たしてそれが幸せに繋がる道なのか、懐疑的です。

こういう現実を目の当たりにしながらも、ただの傍観者でしかない自分。言いようのない無力感に胸を苛まれるばかりです。


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