人は城、石垣前だけむいて

2020年10月28日

勝利の十日

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昨日はダサイン大祭の山場である「ビジャヤダサミ(勝利の十日)」でした。日本の正月のように映じるダサイン大祭ですが、かつてラム・チャンドラ王がラヴァナ族を征服したことを記念して始まったとか。実際のところはよく分かりませんが、ネパールのヒンドゥー教徒にとっては何よりも大切な行事です。

毎年、ダサインを乗り切れるかどうかが、学校運営にとっての山場です。慣例として教職員へのダサインボーナスの支給がある他、学用品などの支払いもすべてダサインが期限となります。

そんなわけで毎年、胃に穴が空きそうになるダサインですが、今年もなんとか乗り切ることが出来、少しほっとしています。ただ学校が本格再開出来ていないことや職業訓練休止などによる学校の収入減、さらに困窮する児童の家庭のことを考えると、 楽観できる状況にはありません。

とはいえ、まずは満月の最終日までダサインを祝うことが大事です。なにはともあれ「スヴァ カマナ」。




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