2020年10月06日
くず拾いの少女の死
15年前、児童労働の調査で知り合った煉瓦工場で働く少年が、同じように崩れたレンガの生き埋めとなって亡くなったことを思い出します。
あれから15年。社会は大きく変わったようで本質は何も変わってないのかもしれません。12年の儚い命をどう受け止めればいいのか、ぼくには分かりません。
【10月4日 AFP】インド西部で崩落したごみ山の下敷きになった「くず拾い」の少女が3日、遺体で発見された。救助隊が明らかにした。
死亡したのはネハ・バサバ()さん(12)で、先月26日にグジャラート()州アーメダバード()にある市内最大のごみ処分場をあさっていたところ、高い壁のように積もったごみが崩れ落ち、下敷きになった。
捜索活動は野犬の群れが徘徊(はいかい)し、息の詰まるような悪臭がたちこめる中で行われた。当局によると、ネハさんの遺体は腐敗が進んでおり、死因特定のため検視に送られたという。
国連児童基金(ユニセフ、 )によると、南アジアでは12歳未満の子ども4100万人超が労働を強いられている。専門家は、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で親が貧困に陥り、より多くの子どもが労働を余儀なくされていると指摘する。(c)AFP
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