2020年09月11日
米穀配給支援
昨日、カトマンズ盆地のロックダウンが再延長されました。一部、緩和された行動もありますが、依然として完全解除までの道のりは遠い状況です。
長引くロックダウンによって一番影響を受けているのはまぎれもなく日雇い労働の人々です。働きたくても働けない状況がつづき、生活が困窮していることは容易に想像がつきます。
ヒマラヤ小学校の保護者は全員日雇い労働者ですので、このまま今の状況がつづけば、子どもたちが勉強をつづけることは難しいばかりか、口減らしで工場に売られたり、人身売買の危険に晒されることも考えられます。
そのようなことから、先月ヤッギャ先生が栄養改善プログラムの残金を使って、各家庭に25キロのコメを配給したそうです(25キロのコメは家族5人で約1ヶ月分にあたります)。ヤッギャ先生の話では、今後も必要に応じてコメの配給したいとのことでした。
ヤッギャ先生の殊勝な心には本当に頭がさがります。子どもたちが勉強をつづけるため、そして危険から身を守るためにも、コメの配給を応援出来ればと思い、先日から友人 、知人、支援者に会った際、お米25キロ、1800ルピー(約2000円)の支援を呼びかけています。ありがたいことに少しずつ支援の輪がひろがりつつあります。
ロックダウンも延長され厳しい状況がつづきますが、なんとか保護者が踏ん張れるよう、できるかぎりのことをしたいと考えています。
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ヒマラヤに学校をつくる」上梓のお知らせ
株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦を上梓しました。子どもたちが精いっぱい駆け抜けた20年の軌跡をぜひお楽しみください。全国主要書店およびネットにて発売中です。
お知らせ
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
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