卒業生の保護者が教育の普及に動く自由な雰囲気が甦る

2020年01月07日

ビカ―ス、ビカ―ス、ビカ―ス

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ネパールは現在、ビカ―ス(開発)ラッシュの真っただ中にあるようです。カトマンズ盆地には高層ビルやアパートが次々と建てられ、道路の拡幅工事もどんどん進められています(元々、埃っぽい町が開発ラッシュで更に埃に包まれていました)。

気がつけばネパールの国家予算は1兆5千億ルピーにまで膨らんでいました。500万人を超える外国出稼ぎ労働者による送金が引き金となって内需が高まり、輸入品などの税収が上がっているようです。カトマンズしか見ていませんが、資本主義の歯車に完全に嵌っている状態なのでしょう。すべてにおいて拡大路線まっしぐらです。次々と打ち出されるプロジェクトは無限に膨らみつづける欲の象徴のようにも見えます。

数あるプロジェクトの中でも圧巻は、カトマンズから新国際空港建設構想のあるナイガートまで総延長72.5キロの高速道路を建設するというメガプロジェクトです。このプロジェクト、軍隊が主導して突貫工事で建設を進めるそうです。

市民の多くがこれらのインフラ整備をはじめとした開発プロジェクトを歓迎しているようにも見えますが、急激な変化が何をもたらすのか、あれこれ考えると不安を覚えます。

写真はレントゲンフィルムで金輪日食を見る人々。開発ラッシュの中でも、人々ののんびりとした営みは、今のところまだ見ることができます。


■ヒマラヤ青少年育英会のホームページを移転・リニューアルしました。


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