2019年07月23日
子どものころの嬉しい体験

先日、ヒマラヤ小学校を開校する前に行っていた母子家庭の女子就学支援の元奨学生から突然、連絡がありました。支援が終了した後、もう15年ちかく連絡が途絶えていましたので驚きましたが、メールには近況や思い出話がぎっしりと書かれていました。
現在は二児の母親となりカトマンズ郊外の村で幸せに暮らしているとのこと。平穏な暮らしの中に幸せを感じている様子が伝わって来て、こちらも明るい気持ちになりました。もうひとつ嬉しかったのは、「楽しかった思い出が苦しいときの励みになっています」と書かれた一文でした。
思えば支援していた当時、まだ人数が少なかった奨学生を連れて毎週のようにあちこちへ出かけていました。ゆったりと流れる時間の中で奨学生たちと過ごした時間は、ぼくに大きな学びと気づきをもたらせてくれました。ぼくにとっても大事な思い出です。そのときの楽しい時間が奨学生の励みになっているということですから、これほど嬉しいことはありません。
子ども頃には、楽しいことや嬉しいことをたくさん経験することが大事だと思います。なにごとにも縛られない自由な時間の中で腹の底から笑う、そんな体験が生きる力になることを改めて教わった思いです。
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