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2019年07月15日

情勢はきな臭い??

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5月下旬にカトマンズ市内で爆発事件が起こりました。警察は共産党毛沢東主義派から分裂したグループの犯行を疑っているようです。

共産党毛沢東主義派(マオイスト)による武装闘争は1996年に始まりました。僕が暮らし始めた98年には既に始まっていたわけですが、当時は未だ西ネパールのへき地で起こっている小さな争いのような感覚で、カトマンズをはじめ多くの地域の人々にとっては他人事のような話でした。それが2000年代に入るとマオイストが攻勢を強め警察署や軍施設への攻撃が相次ぐようになりました。カトマンズでも爆発事件が頻発、非常事態宣言や外出禁止令が出されるなど、国民にとって他人事ではなくなりました。

以前も書いたとおり、ここ十数年、南アジア情勢は比較的安定していました。ネパールも停戦に合意した2006年以降は、それまでのことが嘘のように情勢は安定していましたが、ここ最近の南アジアで発生した事件や紛争を見ていると、なんとなくきな臭い情勢のように思えてしまいます。杞憂に終われば良いのですが・・・。

 
ネパールの首都カトマンズで26日、民家など3カ所で爆発が相次ぎ、地元メディアなどによると4人が死亡、8人が負傷した。警察当局は、共産党毛沢東主義派(毛派)から分裂した非合法団体が関与した疑いがあるとみて調べている。

 報道によると、爆発が起きたのはカトマンズ中心部や北部。現場の民家から、毛派から分裂した非合法団体のパンフレットが発見されたという。警察は組織の構成員ら9人を爆発に関与した疑いで逮捕した。

 毛派はかつて極左武装集団として知られ、2000年代に勢力を拡大。06年に政府との間で和平合意が成立し、政党として国政に参加するようになっている。ただ一部の分派は暴力を是認し、非合法化されている。(ニューデリー=奈良部健)




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