押忍!イエティ

2019年05月12日

ノープロブレム

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講演でネパールについて説明をするとき、どこまで話せばよいかいつも悩みます。あれだけ多様性に富んだ国ですからひとくくりに出来るはずもなく、話したところで足りないことは目に見えていますので、あれこれ説明すせず、できるだけ自分自身が接して来た”ネパール人”との種々雑多な体験談を話すようにしています。国民性からも国の一面が見えると思いますので。

ネパール人の口癖である「ノープロブレム」に関する話もよくするのですが、話す度にあれこれ思いだし余談が過ぎることもしばしばです。社会人の皆さんにはこの「ノープロブレム」の話が印象に残るようで、「気持ちがスッキリした」なんて驚きの感想まで貰うこともあります。鷹揚な社会に対する羨望の念なのかもしれません。

「ノープロブレム」で済んでしまう社会が決して良いことばかりとはかぎりませんが、人間はみんな、どこかに痛みを持ち、助け合わなければ生きていけない存在ですから、「ノープロブレム」と許し合う社会の方が人間らしくて良いような気がしますが・・・・どうでしょう。


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