2019年04月14日
At First

学校を開校したばかりの頃、先生達に何でもいいから子どもたちを褒めてほしいとお願いしました。普段の生活の中で保護者や社会から褒められる体験が殆どない子どもたちですので、褒められることで自信を持てると考えていました。しかし、思ったように事は運びませんでした。先生達は何を褒めたらいいのか戸惑い、またたとえ褒めても子どもたちの認識とほとんど合わないため、全く彼らの心に響かなかったのです。
なぜ上手くいかないのか・・・?答えは単純でした。子どもたちに役割を与えていなかったからです。役割も与えないまま闇雲に褒めても子どもたちの心に響くはずありません。まず役割(チャレンジする機会)を与え、その役割(チャレンジ)に対して認証する(ほめる)こと。この順番を間違ってはいけないのだと気がつくまでには随分時間が掛かりましたが、今となってはとても貴重な失敗でした。
写真は一生けん命、下級生にダンスを教える5年生(当時)のシーマ。役割を与えられたことでシーマはどんどん自分自身を高め、成長しました。
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この度、株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦
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