STAY GOLDバルディアの夕陽

2015年04月05日

三方良しを目指して

4月5日

resize3518医療キャンプは通常、地域の学校やお寺などを使い治療活動を行います。周辺の村々から患者に集まって貰い、治療を行いますので効率は良いのですが、その反面、患者が押し寄せて来ると時間に追われてしまい、結果、納得のいく治療が出来ないという事が結構あります。キャンプを終えた後、もう少し丁寧な治療をすれば良かった、と悔やむこともしばしばです。

元々、人を待たせることが苦手なせいか、外で患者が待っていると思うと、そのことばかりに気が行ってしまい、目の前の治療が荒くなってしまいます。落ち着きのない僕が、落ち着かない環境に身を置くとどんな結果になるか・・・・考えただけでパニックになりそうです。

あれこれ考えた結果、最近では――カトマンズでも行っているように――集落の家を一軒一軒を訪ねて周る往診治療を行う事が増えました。一人でも多くの人を治療する、という訳にはいきませんが、その分、一人ひとりに時間を掛ける事も出来ますし、何よりも待っている人がいない分、気の焦りがなくなり治療に集中できます。また、時間を掛けた分、患者や家族との人間関係が構築できるメリットもあります。

まだまだ改善の余地はあると思いますが、三方良しを目指して進めて行けたらと思います。

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