ようやく児童の年齢差解消

2014年03月20日

やさしさの理由

3月20日

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これまで度々、子ども達の殊勝な言動についてこのブログの中で紹介してきた。時々、そうした子ども達のやさしさの理由について訊かれたり、それを探ろうと自分自身で黙考するのだが、なかなか”これだ”という答えを見つけ出せないままだ。

やさしさの理由はいくつもあると思うが、幼い頃から赤ん坊や年下の子を身近に知っている事も理由の一つではないかと思う。まだ大半が大家族で暮らすネパールでは、年長の子が小さな子ども達を世話する機会が多い。生活の多くの場面で小さい子を世話をする経験が、彼らの情操を涵養しているのではないだろうか。それ以外にも、大家族での生活の中で異世代を知る機会が事も多い事や、年齢別のクラス編成をする日本の学校とは違い、異なる年齢の子ども達が一緒に学ぶことも、優しさや他人への思いやりを育てる事とに繋がっているのではないかと思う。

そう考えると、年長の子が幼い子と遊んだり、面倒を見る事が極端に少なく、異世代を知る機会も少ない日本では、なかなか思いやりの気持ちが育たなかったり、優しさを素直に表現する事が難しいのかもしれない。その辺りが豊かさの歪なのだろうか。



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