一緒に支援者のキモチ

2013年06月11日

総点検

6月11日

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これまでの活動を振り返ると、まさに挑みと失敗そして挫折の連続だったように思う。学校を開校してからこれまでで最も大きな失敗は?と訊かれると、数が多すぎて選ぶのは困難なのだが、おそらく校内に開校したオープンスクールを選ぶと思う。

ヒマラヤ小学校から初めて卒業生を送り出した2009年。子ども達の卒業後の進路の一つとして水面下で準備を進め、なんとか卒業生を送り出すのと同時に開校まで漕ぎつけたオープンスクールだったが、結果的には1年しない内に閉校という形で失敗に終わってしまった。

オープンスクールは教育を受けられなかった者への救済処置としてネパール政府のパイロット事業として始められ、地域の公立学校や公民館的な役割を担っているユネスコのCLCに開校し、通常よりも短期間で高校卒業認定試験(SLC)の受験資格を取得できる制度だ。卒業後、職業訓練を受けながら勉強も続けたい、という卒業生には願ったり叶ったりの制度だったので直ぐに飛びついた訳だが・・・・・・・。結局は自分の準備不足と見通しの甘さで閉校する結果となった。

この苦い経験を決して忘れたわけではないが、先日、久しぶりにお会いした支援者の方から「そういえばオープンスクールはどうなったの?」と訊かれ、思い出した次第。これまでの失敗はきちんと今の活動に生かされてるだろうか・・・・・・。一度、総点検が必要だ。

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