笑顔のカード妹思いの兄

2013年04月16日

保護者会を開催

4月16日

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先週(11日)、期末試験の成績発表が行われた。今回の試験では、年度の途中に転入してきた児童1人を除いて全員が合格し進級することが出来た。まずは一安心。校内は子ども達の喜びの笑顔であふれかえっていた。みんな、本当におめでとう!

成績発表の後、2012年度初の保護者会を開催した。既報の通り、2012年度は学校長の交代という大きな変化があった年だった。学校長が変わることが分かった時から自分自身の心の中で決めた事があった。それは”比較をしない事”。新しく学校長になったマンガル先生は開校当初から教員として活動してきたので学校の事をよく知っているとはいえ、立場がかわって学校長として全体を指揮するのは初めての事。それなりに戸惑ったり、上手くいかない事だってあると思ったので、そんな時にヤッギャ前校長と比較することだけは絶対にやめようと思ったのだ。兎に角、全てマンガル新校長の下、一から出直しのつもりで挑んだ2012年度だった。

実際に学校長が変わって1年が経ったが、この1年、予想以上にさまざまな困難に直面したように思う。もちろん良かった点もあったのだが、何度かブログにも書いた通り、保護者や村の人達との信頼関係を十分に構築できなかったことが最も悔やまれる点で、すべての問題はそこに起因しているよう思うのは僕だけではないはずだ。保護者会を定期的に開催し、学校長の交代という大きな変化に不安を感じていた保護者と十分な話し合いの機会を持つべきだったと思う。僕がマンガル校長に注文をつけるとすれば、その一点に尽きる。

もしかすると「きちんと成果を出してから開催したい」というマンガル校長なりの思いもあったのかもしれないが、人は会わないと自然と心が離れていってしまうもの。学校が常に子どもや保護者の方を向いている、というサインを出し続ける事は、ヒマラヤ小学校のような学校ではとても大事なことではないだろうか。

今回、遅きに失した感があるとはいえ、今年度初の保護者会を開催することが出来、本当に良かったと思う。保護者も学校長から直に学校の取り組みや目標を聞けた事で安心できたのではないだろうか。新年度は少なくとも学期ごとに保護者会を開催し、保護者の声にしっかり耳を傾けながら、学校の考えや進むべき道をしっかり伝えて欲しいと思う。新年度は皆で一丸となって信頼関係再構築の年にしたい。

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