切磋琢磨成長のバロメーター

2013年02月19日

リタのがんばり

2月19日

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ヒマラヤ小学校が開校する以前、貧困母子家庭の女子への就学支援が僕たちの主な活動だった。友人、知人と僅かな基金を持ち寄って始めた就学支援活動が、奨学生達の頑張りによって大きなうねりとなり、その後のヒマラヤ小学校開校へとつながった。特に最初に支援を行った12人の奨学生達は印象深く、彼女たちの誠実な頑張りがあったからこそ、今があるのだとつくづく思う。

このブログの中でも教師として頑張っているジェニシャアシュミタなど12人の奨学生達の事を紹介しているが、皆、蛍雪の功を積み、それぞれの分野で活躍をしている事が本当に嬉しい。その中の一人、小さい頃から利発で12人のリーダー的な存在だったリタは、大学の法学部(5年)を終え、今春いよいよ法曹の資格試験に挑む予定だ。既に法律事務所やライフワークにしたいと話している「ストリートチルドレン問題」や「人身売買」に取り組むNGOでも活動し、実力をつけている。リタのような子が法曹になって活躍すれば、少なからず社会に変化を齎すのではないだろうか。きっとそうなるに違いない。

昨年、会った時には、「試験に合格したらアイスクリームをご馳走してね」と人懐っこい笑顔で話す姿が、出会った頃(9歳)のリタと重なった。あれから15年、七難八苦を乗り越え、初志を貫徹しようと頑張っているリタを心から誇りに思う。


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