男子よ、奮い立てい!自由奔放

2012年05月13日

あれから14年

5月13日

今年もカトマンズ盆地の各地でジャカランダが美しい紫色の花を咲かせ始めた。毎年、5月になり街にジャガランダが咲き始めると大きな感慨を覚えるのは、ネパールで暮らし始めた時、ちょうど今と同じようにジャガランダの花が咲いていたからだ。僕がネパールへ渡り、ちょうど14年が過ぎた。

あれから14年。街は目まぐるしく姿を変え、人々の価値観も社会も大きく変わった。歴史の中にすっぽり包まれるような大事件が起こる度に、人々は翻弄され、小船が風波に揺れる様に希望と失望を繰り返す、そんな激動の14年だったように思う。

ネパールは今、歴史の大きな転換点に立っている。社会のすべてが複雑化する中で、これまでのような「カミサマ イルカラ ダイジョウブ」では、通用しなくなって来るだろう。急ぎ始めた社会を見るにつけ、ネパールの未来に小さな不安を覚える今日この頃だ。

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