けっこうなお手前で・・・・距離

2012年03月27日

One more cup of tea

3月27日

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5年生もあと2週間あまりで卒業となる。今年度の5年生は個性が強く、印象的な子ども達ばかりだった。下級生のお世話や学校の手伝いが良くでき、文句のつけようのない百点満点の子ども達だった。5年生とはいえ、みんな14歳を越えている事もあってか、すっかり論理的な話が出来るようになり、最近では話をしても全く飽きることがなかった。

毎年、この時期になると、もう少し彼ら(5年生)の成長を見届けたいという思いが胸の中を駆け巡る。5年生達も学校への帰属意識が強くなるのだろう、顔を合わす度に「上のクラスを作って欲しい」とか「卒業したくない」という声が聞こえてくる。諦めきれない思いもあるだろうが、兎に角、卒業までの2週間、充実した時間を過ごして、旅立ちの日を迎えて欲しいと願っている。

現在、ヒマラヤ小学校では、チャリティ販売したケナフカレンダーの収益を元に運動場を部分的に整備中だ。既に排水溝を掘る作業や土地を平らに均す作業が終わり、現在はテープを埋め込んで簡易的なバドミントンとバレーボールのコートを作る作業が行われているが、この日は5年生達が「手伝いたい」と言ってきたので、作業を手伝ってもらう事にした。こういったところからも5年生の学校への思いの強さが伝わってくる。

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額に汗を流しながら一生懸命、手伝ってくれたご褒美にジュースでもご馳走しようと思い、彼らに話すと、「お茶がいい」という驚きの返事がかえって来た。数日前に飲んだ緑茶がとても美味しくて、また飲んでみたいのだという。苦味の良さが分るところも流石、5年生だ。一仕事終えた後に飲んだ熱々の緑茶は、どんな味がしたのだろう。言葉では上手く表現できないが、こういうところが5年生の素晴らしいところだと思う。

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お気に入りの金平糖もちゃんと貰えたようで、よかった、よかった。




hsf at 08:23│

この記事へのコメント

1. Posted by タムラ   2012年03月27日 11:43
緑茶は中国からシルクロードを通じてヨーロッパに伝わるうちに、半発酵してウーロン茶に、発酵して紅茶に変化したという説があるそうです。日本は近いから緑茶だったのかな?
子供たちに緑茶の良さを分かってもらえて日本人としては嬉しく思います。
卒業生に明るい未来が待っているよう祈っています。
これからも顔晴(がんば)ってください。
(最近の若者はこう表現するそうです。いいコトバです。)
お年の割に懐メロ洋楽がお好きですね?以前もPPMなどUPしていましたね。おじさんには分かります(笑)。


2. Posted by 吉岡大祐   2012年03月28日 01:34
タムラ様
コメントありがとうございます。ネパールで通常飲まれる紅茶は、スコップで入れたのではないかと思う程、砂糖を沢山いれた甘い味ですので、子ども達には緑茶は合わないだろうと思っていました。何人か砂糖を入れないことを不思議がっていましたが、みんな美味しく飲んでくれれて本当に嬉しかったです。

5年生は緑茶の美味しさが分るのか、ブログの題のとおり「One more cup of tea」となりました。5年生の言葉を聞いた途端、Bob dylanの歌を思い出した次第です。

明日も子ども達が笑顔でいられるよう、顔晴ります!!


けっこうなお手前で・・・・距離