きっかけは1杯のオレンジジュースアサバアートスクエアで絵画展

2011年11月23日

もう一つの柱

11月24日

resize2645ヒマラヤ小学校のスポンサーシップの制度改正を行う事が決まり、支援者の皆さんへお送りする書類の作成を進めている。ネパールのインフレによる物価高騰が止まらず、心ならずも基金の値上げに踏み切る事になったのだが、今回の制度改正を機に、制度そのものの見直しをしっかり行い、修正点をきちんと改善することで、支援者の皆さんに、「参加してよかった」と思っていただける支援プログラムにしたい。

それにしても今更ではあるが、スポンサーシップ以外にもう一つ柱となる基金を設けておくべきだったと悔やむばかりだ。ヒマラヤ小学校にはスポンサーシップ以外にヒマラヤ小学校基金という支援制度があるが、これは定期的に頂ける支援ではなく-----------もちろん継続的に支援してくださっている方もいるが――――図書室を作るとか、制服を支援するといった基本的には単発型の支援なので、実質的にスポンサーシップの不足分を補うことは難しい。

実はヒマラヤ小学校の活動を知った方の中には、「何かしたい」と言ってくださる方が結構多いのだが、「スポンサーシップは荷が重い」とか「忙しいので影からなら応援したい」と仰る方が多く、残念ながら現状の支援制度だけでは、そういった人たちのせっかくの善意を無駄にしてしまっている状況だ。

例えば賛助会員のような仕組みはどうだろうか。会員という事で参加者の精神的な負担も少なくて済み、会費という定期収入は学校運営の安定化の大きな力となるはずだ。例えばスポンサーシップ支援者が10人、一気に辞退したなんていう―――絶対、起してはいけないが――――万が一の事が起こってもそれを補う事が出来、結果的にはスポンサーシップ支援者の金銭的な負担だけでなく、精神的な負担を軽減する事も出来るだろう。

言い方は悪いが、運営資金は多いほどいいに決まっている。資金に余裕があり学校を安定的に運営できれば、職業訓練など他の重要な活動に力を注ぐ事だって出来るし、学校の主役である先生達も大いに本領を発揮することが出来るだろう。何事もギリギリの状況では、本当にいい物は生まれないのだ。

これまで僕達は自立を目指す余り、自力という事に拘りすぎていたのかもしれない。もちろん支援者の負担を少しでも軽くし、出来る限り自分達の力でやっていく事は決して間違っているわけではないが、今回のように学校運営が傾いてしまっては全く意味がない。安定運営できるだけの力を持つことが出来てこそ、本当に自立を目指すことが出来るのだと思う。近い将来、もう一つの運営の柱となる基金を構築することで体制をしっかり整え、本気で自立を目指せる学校づくりに取り組みたい。

hsf at 18:39│
きっかけは1杯のオレンジジュースアサバアートスクエアで絵画展