ボクの知っている現実ヒマラヤ小学校報告会

2011年11月19日

励ましの言葉

11月19日

resize2524日本に一時帰国中は兎に角、ヒマラヤ小学校の支援者を一人でも多く訪ね、お話するように心がけている。もちろん限られた時間の中で全支援者とお目にかかるのはなかなか難しいのだが、支援者の声を直接聞くことは、より意義ある活動を展開する上で欠かせない。また、自分達がどんな思いを持ち、未来にどのような青写真を描いて、どのような取り組みを行っているのか、しっかりお伝えすることは支援活動を行う上で最も重要なことだ。夢を具現化させるためには多くの人の協力が不可欠で、支援者の皆さんと共有できる夢を持ち、それを公言することで夢を一歩前へ進めることが出来るのではないだろうか。

既にお伝えしている通り、ネパールはインフレによる物価高騰が止まらず学校運営は厳しい現状に直面している。そのため来年度から心ならずもスポンサーシップの値上げに踏み切る事になった。そんな事もあって今回はお詫び行脚のような形になってしまったのだが、お目にかかった支援者の方から「今まで良くがんばったね」という温かい励ましの言葉をかけてもらい、涙が出るほど嬉しかった。たとえ1人でも、こうして応援してくださる方がいることが今の自分や学校にとっての励みであり、どんな事があっても夢を実現させたい、という思いが高まってくる。本当にありがたい。海よりも深く、山よりも高いご恩は一生かけても返せるものではないが、いつか自分が同じような立場になった時、若い人に必ず同じ言葉をかけてあげたいと思う。

今、学校運営は厳しい現状だが、いざ子ども達に目を向けてみると、ミンバードルの工作コンテスト優勝や第一期卒業生、プロビンの空手大会優勝など嬉しいことは沢山ある。卒業生、在校生ともに、子ども達は一生懸命がんばり、着実に成長しているのだ。僕たちもそんな子ども達に負けてはいけない。今こそ教職員が主役となって学校を引っ張っていかなくては!そんな思いを新たにした。


hsf at 10:01│
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