支援者の気持ちを届けるヒマラヤ小学校写真展

2011年10月19日

子ども達の昼ごはん

10月19日

resize2486子ども達は普段、学校で何を食べているのか、という質問を受けることが結構多い。ヒマラヤ小学校では月2~3回程度、栄養改善プログラムという形で給食を出しているが、それ以外の日、子ども達は家庭から炒ったトウモロコシやチウラと呼ばれる稲を刈り取り、乾燥しないでモミのまま蒸留壷に入れ、藁で蒸し焼きにして、それを木臼でついて脱穀したアルファ米を持って来て食べている。もちろん持って来られない子も大勢いるが、その時は持っている子がちゃんと持っていない子に分けているようだ。時々、僕にまで分けてくれようとするのだから、子ども達の優しさは本当に深い。

トウモロコシやチウラで成長期の子ども達の栄養が足りるのか?というと、間違いなく十分ではないだろうし、それだけでは腹を満たす事だって難しいと思うが、ただトウモロコシもチウラも硬く、良く噛んで食べる必要があるので、しっかり咀嚼することで視床下部にある満腹中枢が刺激されるのかもしれない。また硬いものを食べることは歯の健康にも良いようで、子ども達の歯並びの良さは、小さい頃から硬いものを食べているからだ、という話を耳にした事がある。

いずれにせよ、いつか学校として毎日きちんと給食が出せる環境を作りたいと思っている。もちろん支援に頼らず自力で出せるようになることが目標だが、、、、


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