どれだけ心を込めたか自立運営を目指して

2011年10月15日

職員会議

10月15日

resize2267ダサイン休みが明け、13日からヒマラヤ小学校が始業した。子ども達の話題はやはりダサイン祭り。休みの間に何を食べたとか、何をして遊んだとか、尽きない話で盛り上がっていた。支援者宛の手紙を何枚か預かったが、どれもダサイン祭りの事が書かれていた。よほど楽しいダサインだったのだろう。とにかく皆、元気でよかった。


昨日は放課後に定例の職員会議を行い、主に3つの点について話し合った。


1、「学習発表会」の開催について

期末試験が終わる来年の1月下旬か2月頃になると思うが、保護者を招いて学習発表会を開催できればと考えている。学習発表会は保護者に子ども達の成長や学校の取り組みについて知ってもらう貴重な機会だけに、ぜひとも実現したい。発表会では歌や踊りだけでなく、子ども達が作った折り紙などの工作品も展示して保護者に見て貰えたらと思っている。今、ヒマラヤ小学校は有償化に向けた様々な取り組みを行っているが、保護者をはじめ広く村の人達に学校の変化を実感して貰う事は、有償化を成功させるために欠かせない。今後は学習発表会を定期化も視野に入れたいと思う。

2、ネパール国内での募金活動実施について

長引くインフレによる物価高騰の煽りを受け、ヒマラヤ小学校は大変厳しい運営状況が続いている。先日、スポンサーシップ基金の値上げを決めたところだが、外国支援に頼るばかりではなく、自分達も積極的に浄財を集める努力をすべきだと思う。現時点では教職員による街頭募金の実施と学校でのチャリティーイベントの開催などを考えている。チャリティーイベントではチケットを販売したり、学校で育てた野菜で作った料理を販売したりすることも可能だ。その他、ヒマラヤ小学校が得意としている折り紙を販売する事だって出来るだろう。それが難しければ募金箱を設置して募金してくれた人に折り紙をプレゼントしてもいい。過去2度も工作コンテストで優勝した技術を生かすことで、学校の特色を広く世間にアピールすることだって出来る。教員を含む学校の関係者がこうした活動に参加することは、支援者の気持ちを理解することにもつながるはずだ。学校のハード、ソフトの両面を駆使すれば必ず道は開けてくると信じている。もう受身は卒業しなければならない。

ただ、チャリティーイベント開催の話をした時、ある先生から「子どものダンスは人前で見せるほど上手ではない。お金を払って見る人はいない」という声が出た。プロとしての踊りを見てもらうのではなく、子ども達の努力に対して浄財を頂く事がチャリティーイベントの趣旨であることを伝えたが、この辺り(自信のなさ)がヒマラヤ小学校の現時点での弱さなのかもしれない。

3、学校の整備と修繕について

ヒマラヤ小学校も開校から7年が過ぎ、トイレの戸の部分など、所々で修繕が必要となっている。また学校の整備についても未だまだやるべき点は多い。今回、先生達から整備について多くの提案が出されたので幾つか上げてみたい。

 運動場(正面)の整備

ヒマラヤ小学校は元々棚田だった場所に作られたため、学校の土地は3段になっている。最上段には3階建ての校舎が建ち、中段の小さなスペースには滑り台が設置されている他、木々を植えた小さな庭園がある。下段のいわゆる正面広場は手付かずのままになっていて、校門もないままの状態だ。

下段の広場はかなり広いので、この土地を均して煉瓦を敷けば、上等な運動場を整備することが可能だ。そこにポールを立てればバドミントンコートとしても使える。学校の正面という一番大事な場所でもあるので、両サイドにジャカランダや百日紅などの木々や綺麗な花を植えて綺麗に整備すれば、学校のイメージは一気に変わるだろう。これはぜひとも実現したい。

 運動場(北側)の整備(遊具など)

北側の土地もきちんと均して芝などを植えれば、かなり綺麗な運動場になる。冬場など教室での授業が寒いときは、頻繁に青空教室として使っているので整備する意義は十分あると思う。運動場の整備に併せて煉瓦がむき出しになっている校舎北側に漆喰を塗り、そこに壁画を描く事もいいと思う。また現在、遊具はブランコと滑り台だけなので、今後は卓球台やシーソー、鉄棒などの遊具を整備できればと思う。

 南側外壁のフェンスの設置

学校の南側には棚田が広がっている。南側には開校当初から外壁が整備されているものの、外壁の上に設置予定だったフェンスが整備させていないため、ボールや紙飛行機が棚田に入ってしまい苦情を受ける事も多い。

 上水道の設置

ヒマラヤ小学校が抱えている問題の一つに水の問題がある。学校には上水道が整備されていないままだ。上水道を整備するためには300Mほどのパイプ繋ぐ必要がある。2年前に貯水槽を整備し、これまでは給水車から水を購入していたのだが、こちらも値上げに継ぐ値上げで購入が難しくなってしまった。こちらは最優先で整備が必要だ。

 果樹園外壁の整備

現在、ヒマラヤ小学校で整備を進めている果樹園には外壁がない。過去に果樹や井戸のポンプを盗まれる被害が出ているので、早い時期に外壁の整備をする必要がある。

このような感じで職員会議は2時間以上に渡り、熱い話し合いが行われた。一丸となれば必ず良い方向に進むはずだ。明日を信じて頑張りたい。


hsf at 10:58│

この記事へのコメント

1. Posted by カミガタセツ子   2011年10月15日 22:19
5 広範囲にわたる学校設備の見直しの中でどこを優先的に整備するか。本当は全て一度に整備できたらいいのに…と、力不足が悲しいです。支援だけに頼らず、自主的に資金集めをしようと皆さんが一丸となり活動される事で、思い描く学校が創られると思います。チャリティーで良いアイディアがないか私も考えます。応援しています。頑張って下さい。
2. Posted by 吉岡 大祐   2011年10月16日 09:40
カミガタ セツ子様

心温まるコメントをお寄せ頂き、ありがとうございます。学校は作るよりも、作った後の方が大事だと痛感する毎日です。やりたい事は山ほどありますが、やはり一歩ずつですね。カミガタ様のアイデア、ぜひよろしくお願いします。
どれだけ心を込めたか自立運営を目指して