ダンス大会に向けて圧倒的な知識と技術

2011年09月07日

成長の兆し

9月7日

アニシュ今日から日本人ボランティアによる交流が始まった。これから3日間の日程でさまざまな活動が行われる予定だ。毎回、交流によって子ども達の成長はもちろん、一人ひとりの意外な一面を発見することも多いので、僕たち教職員も交流を楽しみにしている。

初日の今日は2年生から5年生までの各クラスで折り紙の授業が行われた。折り紙はヒマラヤ小学校で活発に行われている活動のひとつで、過去にクラフトコンテストで優勝したり、(ブログ記事)またエベレスト学校で折り紙を指導したこともあるそのせいか今日は、折り紙をするよ、と伝えた瞬間に何とも自慢げな表情を浮かべる子がいて面白かった。それだけ自信を持っているという事だろう。

折り紙今回、子ども達が挑戦した折り紙は名札。(本当はコースターなのだが、せっかくなのでコースターの真ん中に児童の名前を書いて名札にすることになった。)大、小2枚の折り紙を重ねて作る、少し難度の高い折り紙だが、流石、折り紙が盛んに行われているだけあって子ども達は吞み込みが早く、思ったよりも上手に折っていた。それにしても一人ひとりの児童が折り紙を折る様子を観察すると、それぞれの性格や現時点での能力が良く見える。

さて、今日の折り紙の授業で印象に残った事があった。ヒマラヤ小学校のヤンチャ大将こと4年生のアニシュ(アニール)の変化だ。アニシュは勉強よりも体を動かすことが好きで、ヒマラヤ小学校の初代ガキ大将のクマールに負けず劣らずのヤンチャぶりを発揮している元気な児童だ。子ども達の間の何か問題が起こると、必ずと言っていい程アニシュが絡んでいて、授業中は女子に消しゴムを投げつけたり、前に座った児童の背中に鉛筆で落書きをしたりと、アニシュが静かに机に座って勉強するなんて事はほとんどない。若い先生などアニシュのヤンチャぶりに手こずり、お手上げの状態になる事も多い。

アニールそんなアニシュが、今日の折り紙の授業ではこれまでに見たこともない程、真剣な表情で取り組み僕達を驚かせた。どうも同級生より少し早く、そして上手に折れた事をボランティアの方から褒められた事がとても嬉しかったようだ。しかも何時もは敵対関係にある女子グループからも「アニシュ、教えて」と頼まれ、かなり気分を良くしているのが分かった。普段の授業では同級生の後を追いかけているアニシュが今日は同級生たちを引っ張り、さらに何時もは悪戯をして困らせている女子を丁寧に優しく教えているのだから、人間、変わるときは変わるものだ。

考えてみればアニシュも既に4年生。そろそろ上級生としての自覚を持ち始める頃かもしれない。今日の授業で褒められた、役に立った、という経験は、きっと今後のアニシュの心の糧となり、アニシュを大きく成長させるのだろう。アニシュの成長のマグマは見えないところで力を蓄えているに違いない。爆発が本当に楽しみだ。


hsf at 14:54│

この記事へのコメント

1. Posted by くしゃみ   2011年09月11日 21:34
5 子どもは誉めて認められると自信をつけてぐんぐん成長するんですね。記事を拝見して、誰かの役に立っているという気持ちをもつことが心と行動に大きな変化をもたらすことがわかりました。ありがとうございました。アニシュ君の今後の活躍が楽しみですね。
2. Posted by 吉岡大祐   2011年09月12日 00:26
くしゃみ様
心温まるコメントをお寄せいただき有難うございます。アニシュが彼なりの居場所を見つけられて本当に嬉しく思います。褒めるという事は簡単なようでとても難しいものですね。
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