山の上の村での教育変わったピースサイン

2011年06月03日

フォーレストルーム

6月3日

あぱ昨年、フランス人教師のメラニーさんによる教員養成プログラムが行われて以来、様々な面で先生達の意欲や意識が高まった事を実感出来るようになった。今年に入ってからは既に5名の外国人教師による養成プログラムが行われた他、今月半ばからはオーストラリアの教員2名によるプログラムも予定され、遅れていた教員養成はここに来てにわかに活気付いてきた。

外国人教員の皆さんには単に技術指導にとどまらず、より良い教育環境を整備するための案を出して欲しいとお願いした。特にこれまで有効に使われていなかった施設や道具の活用方法に至るまで細かい指導をお願いしたところ、職業訓練所兼多目的ホールとして使っている3階教室の活用についての提案を受けた。提案はホールを「フォーレストルーム」と名づけ(おそらく知識の森という意味で)、子ども達が自由に遊べる環境を創設するもので、パズルなどの遊び道具を置く他、図書室も併設して、本を読みたい子は本を読み、遊びたい子は遊ぶ、昼寝をしたい子は昼寝をするという面白い内容だった。更に各学級が一日1限、必ずフォーレストルームを使い、教員は原則としてフォーレストルームでは一切口出しをしないルールとなっている。つまりフォーレストルームは子ども達が主役で、全てが自由ということのようだ。

フォーレストルームネパールではあまり馴染みのないものだけに先生達の反応は未だまちまちだが、自由な環境の中で子ども達がのびのびと学び、大きく成長することで、きっと合点がいくのではないだろうか。貴重な提案をいただき外国人教師の皆さんには感謝している。今後、フォーレストルームの整備に全力をあげたい。



hsf at 05:07│
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