教育の普及を目指して卒業生

2011年03月24日

教育への理解を深めるために

3月24日

キャンペーン学校周辺の村々での教育普及を目指して始まった教育普及キャンペーン一軒ずつ家を訪ねて教育の必要性を訴えるという地道な活動だが、やはり相手の話(窮状)をしっかり聞き、その上で教育(学校)が果たす役割について話す事が重要だと感じている。

ヒマラヤ小学校では残念ながら毎年5名程度の児童が様々な理由で学校を去っていく。他の村から移住して来た日雇い労働者の家庭が多く、別の村で条件の良い仕事が見つかると再び別の村へ移住するケースが多い。結局、元を辿れば保護者の教育に対する理解、つまり子どもを学校へ行かせる優先順位が低いことが原因だ。

時々、学校関係者の間から「無償教育だから身勝手に学校を辞めていくのだ。早く有償教育に切り替えるべきだ」という声も出てくるが、果たしてそうだろうか。昨年の4月に開催した保護者会では、「私達、家族がブンガマティ村にいるのは、この村にヒマラヤ小学校があるからです」と、涙を零しながら語った保護者がいて胸が熱くなったことを覚えている。厳しい窮状を抱える中で語った保護者のあの力強い言葉に、僕自身どれだけ勇気付けられただろう。

村のこども教育への理解がしっかり深まれば、どんなに苦しくても皆、頑張れるのだ。やはり時間は掛かっても地道な活動を通して保護者の教育に対する理解を深めることの方が大事ではないだろうか。「教育キャンペーン」期間中、一人でも多くの村人としっかり会話を交わしたいと思う。



hsf at 13:26│
教育の普及を目指して卒業生