自立を目指して顔が見える

2011年03月04日

相互理解

3月4日

子どもヒマラヤ小学校が開校してからもう直ぐ7年が過ぎようとしている。最近では開校当初に比べると、ずいぶん学校らしくなったなぁと実感できる事も多くなった。

これまでの7年の活動は僕にとって、“どんな小さな努力でもコツコツと続けていればいつか力になる事”を学んだ7年でもあった。自分の不勉強や能力の欠如もあって決して楽な道のりではなかったが、どんな状況になっても悲観や絶望をせずに続けてこられたのは人に恵まれ、その都度、周囲に人々に助けられたことと、何よりも主役である子ども達が頑張ってくれたからに他ならない。努力を積み重ねることの大切さを教えてくれたのは子ども達だった。

外国での支援活動の難しさは、お互いの国の文化や習慣に基づいた常識が通用しないところにある。これまで僕達の活動の中で上手くいかなかった事はもちろん、他の支援団体や政府レベルでの援助活動の失敗例も、多くは相互理解の欠如が原因だったのではないかと思う。

お互いが“当たり前”の考えをなくし理解を深めることは容易なことではないが、7年間で学んだことを大切に、コツコツと小さな努力を積み上げながら、次の5年、そして10年の青写真を描いてみたい。




hsf at 19:00│
自立を目指して顔が見える