ビンドゥ相互理解

2011年03月03日

自立を目指して

3月3日

児童ヒマラヤ小学校は“子ども達の将来の自立”を大きな目標の一つに掲げ、様々な活動を行っている。職業訓練校はその主力事業であり、また学校で行われている様々な交流活動も自立の意識を高揚させるための大事な活動だ。

ヒマラヤ小学校は開校以来、誰もが安心して学べるよう無償教育を実施している、いわゆる福祉学校だ。福祉というのは施しや恩恵ではなく、貧しい子ども達が生きる勇気をどう得られるかが肝心な要点だと思う。そのためには時に自分の責任の欠如や性格上の欠点に気づく内省の力を持つことが大切で、いつも世間を嘆いていては本当の勇気は絶対に出てこないと思う。

「自立」を目指す上で福祉を考える場合、必要なのは一律な平等ではなく、チャンスの平等が与えられることではないかと思う。努力や生きがいを失ってしまう一律な結果の平等ではなく、チャンスの平等によって、それぞれの子ども達が知恵と努力と勇気に応じ、それぞれ異なった自立に到達すべきだと僕は考えている。そのために僕達、周囲の人間は子ども達の能力をしっかり理解し、より良い方向へ導く努力を続ける必要があるだろう。



hsf at 14:04│
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