河成小学校ビンドゥ

2011年02月17日

小学校での講演活動

2月17日

先日のブログでふるさと愛媛に後援組織「えひめ・ネパールフレンドシップ」が設立され、地元の小学校で講演をした事について書いたが、今後も出来る限り、小、中学校での講演を続けて行けたらと思っている。出来ればこれから県内の小、中学校を全部周ってネパールの話をしたい、そんな夢も描いている。

戦後、日本は先人達の血がにじむような努力によって焼け野原から復興し、世界2位の豊かな国となった。僕はその豊かさを当たり前のように享受した時代に生まれ育った人間の一人だ。「豊かな時代」というのは、裏返せば「ワガママな時代」ともいえるだろう。何もかもがあって当たり前だった少年時代、僕が貧しさについて考えた事がなかったように、おそらく今の日本の子ども達も貧しさについて考えることは殆ど無いのではないだろうか。

ネパールで活動を続けていると子ども達の何気ない言動から学ぶことがとても多い。特に子ども達が貧しさの中で持つ優しさや「足るを知る」という心の豊かさからは学ぶことばかりだ。ぜひ、日本の子ども達にネパールや貧しい中で精いっぱい生きている子ども達の現状について、僕なりに伝えていきたい。自分よりも弱い立場の人たちの事を知ることで、思いやりについて考えるきっかけになればと思っている。結果として、子ども達の思いやりを育てる情操教育に繋がれば、これほど嬉しいことはない。まだ始まったばかりの活動だが、夢に向かって一歩ずつ頑張りたい。

児童









hsf at 01:57│
河成小学校ビンドゥ