有償教育化努力や変化を感じて貰う

2010年04月07日

教員育成

4月7日

ジャカランダ今年もカトマンズ盆地のあちこちでジャカランダが美しい紫色の花を咲かせ始めた。今から丁度12年前、僕がネパールで暮らし始めた頃、このジャカランダが満開だった事もあって、ジャカランダは僕にとって最も思い出深い花であり、毎年、花を咲かせる度に、立ち止まって自分自身の生活を振り返る切欠を与えてくれる大切な花でもある。12年という月日はネパール社会を大きく変えたが、ジャカランダは今年も変わらず美しい紫色の花を咲かせている。今年はジャカランダの花を見ながら自分自身を振り返り、一体、何が見えてくるだろうか。

ヒマラヤ小学校では開校以来、政府の支援を受けず独自で教員を雇用している。政府に申請をすれば一定数の教員を派遣して貰う事も可能だが、公立学校教員の状況を見る限り、どうしても積極的に申請する気持ちになれないのが実情だ。(もちろん熱心に頑張っている先生もいるのだろうが。。。。。)ただし教員を学校独自で雇用はしてはいるものの、運営面の問題もあり、これまで経験豊富な教員を積極的に雇用することが難しく、雇用の際には教員としての経験を一切問わずに“若くて熱意のある人”を判断基準として、3名の経験者の下、新人教員の養成も同時に進めていく方針だった。しかし残念ながら開校からこれまでの6年間、必ずしも教員養成に十分、力を注ぐ事が出来なかったように思う。先日、職員会議を開いた際、多くの先生達から『教え方に自信がない』という声が出たが、これも職員養成が十分に出来ていない結果だと思う。

児童教員養成の方法として各種教育研修への派遣があると思う。おそらく研修をしっかり受けることで、先生達も自信を持つことが出来るのではないだろうか。『教え方に自信がない』と言った先生達の多くが、アプスベンなどのプログラムにあまり積極的に参加していないところを見ると、先生達に自信を持ってもらうことが、今一番と重要な事なのかもしれない。

丁度、保護者をはじめ村の人々から“教育の質”に対する要望も高まっているので、新年度からは出来る限り研修の機会を作り、教員養成に力を注いでいけたらと考えている。幸い4月下旬から、米国の小学校や日本のモンテソリ等で教師として活躍されたフランス国籍の方が、長期間にわたりヒマラヤ小学校で様々な指導をしてくださる予定になっているので、これを絶好の機会として先生達の意識をしっかり高めながら、教育の質向上に向けて取り組んでみたいと思う。ヒマラヤ小学校は今、大きな変化の時を迎えているようだ。


hsf at 17:07│
有償教育化努力や変化を感じて貰う