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2009年11月12日

すべては現場から始まる

11月12日

児童支援活動にかかわっていていると、すべては現場にあり、すべては現場から始まるんだ、とういう事を強く感じる。これだけの資金を投入したのに思ったような成果が上がらなかった。あるいは、これだけの事をしたのに現地に引き継いだ途端に活動が終わってしまった、、、、、支援に関わる人ならこのような現状を一度は見聞きした事があるはずだ。上手く行かなかった理由は様々だと思うが、こうした支援の失敗事例を見ると、やはりどこかで“現場”を置き去りにしてしまった所があるように思う。

例えば日本の美しい桜を他国で植えようとしても、なかなか根付いてくれないだろう。現場の土壌や気候に適した植物を植えなければ、木が大きく育ち、森になる事はない。現場が必要としている物は何か、しっかり現場に耳を傾けることが何よりも大事ではないだろうか。もしかするとこれまでの支援活動は、支援する側の一方的な考えや夢、理想に基づいたものが多かったのかもしれない。

児童もし現場の必要とするものを100分の一、1000分の一でも見つけられたら、現場の人たちからは、きっと活動を喜んで貰えるはずだ。そして、そこには必ず人が集まり、大きな樹となり、森となるのではないだろうか。



hsf at 06:03│
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