リタの詩ラクシミプジャ

2009年10月16日

デウシ〜バイロ〜

10月16日

デウシ3アプスベン(ネパール私立学校教育向上協力会)の加盟校と合同でカトマンズ盆地内の各出版社を回り、ティハール祭りの賛歌である「デウシー・バイロー」を行った

毎年、ダサイン祭りの後に行われる光の祭り「ティハール」では、友人、知人が集まってグループを作り、各家庭を回りながらティハールの賛歌の「デウシー・バイロー」を歌ったり、踊り披露したりして、そのお礼に金品を貰う習慣がある。今回はアプスベン加盟校の子ども達と先生たちが一緒になって日頃から付き合いのある出版社を回り、「デウシー・バイロー」を行って、アプスベンの活動基金を募る事になった。

このブログの中でも何度も紹介しているアプスベンは、教育の質の向上を目指し組織されたラリットプール郡内の小規模小学校のネットワークで、毎月、加盟各校が持ち回りで様々なコンテストや研修会を開催している。僕自身、アプスベンの活動を積極的に応援している一人だが、アプスベンの若い校長達が決して支援だけに頼ろうとせず、自分たちで知恵を出し合いながら活動を発展させているところに、僕はとても大きな魅力を感じている。

デウシ2ネパールで生活をしていると、日本人と言うだけで日本政府や日本の団体から支援を取り付けて欲しいとお願いされる事がよくある。もちろん僕にそんな力はないので、いつも丁重にお断りをしているのだが、日本は豊かであるという考えや、何とかしてくれるだろう、やって貰って当たり前だ、という考えに基づいたこうした要請は一向に無くなる気配がない。必要な支援を求める事は決して悪いことではないが、やはり出来る事は自分たちでする、というスタンスをどこかで持たなければ、いつまでたっても支援から抜け出せないままになってしまい、未来はないだろうと思う。そんな現状だけに、こうしてアプスベンのような新しい価値観と意識を持ったグループが出てきた事は本当にうれしい事だ。

今回の合同デウシー・バイローはアプスベンとして初めての試みだったが、幸せと富をもたらす「デウセー、バイシー」に各出版社も喜び、また参加した子ども達も思う存分、ダンスや歌を楽しむことが出来、大成功だった。

5年生今回のデウセー・バイローでは、もう一つ嬉しい事があった。実は「デウシ、バイロ」に参加したヒマラヤ小学校5年生の女子児童6名が、なんと初めて自分たちの力で創作したダンスを披露したのだ。つい先日、自分たちでダンスを創作してほしいとブログで書いたばかりだったのになんとも嬉しい驚きだった。こちらが一々心配などしなくても、全て子ども達に任せておけば万事うまく行くのだと改めて思った。本当に子どもたちの可能性は無限だ。

ヒマラヤ小よく頑張った5年生の児童たち

hsf at 02:27│
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