夏の終わり一歩

2009年09月03日

スニールの自信

9月3日

すにーる昨日、ブンガマティ村とコカナ村周辺の8校によるクイズコンテストが行われ、ヒマラヤ小学校から3人の児童が参加した。

今回のクイズコンテストは1年から5年生の算数、理科、国語、社会、英語の教科書から出題されるということで、出場資格は5年生のみ。3人一組のチームでの参加が条件だったので、5年生の子ども達に参加の希望を訊ねたところ、なんとカラテカのスニールが元気よく手を挙げた。

空手では誰もが認める実績と実力を持つが、勉強は少し苦手なスニール。そのスニールが真っ先に手を挙げた事には少々驚いたが、もしかしたら先日の空手大会で2位に入賞した事でなにか自信を掴んだのかもしれない。となれば、なにか驚きの結果も出るのでは、と期待が高まった。

クイズ実はクイズコンテストの招待状が届いたのは僅か数日前のこと。他の子ども達は突然のクイズコンテスト開催という事もあって、自信がないのか、気まずそうな表情で俯いたり、眼を逸らしたりしていたが、みんなで話し合った結果、スニールと2人の女子児童の3人で参加することになった。

結果からいうと、ヒマラヤ小学校チームは1回戦敗退。正解を一つも出せないまま、8校中、最下位という結果に終わったのだが、今回のクイズコンテストでは、スニールの回答がずば抜けて素晴らしかったので、いくつか紹介したい。

司会者:設問1番〜5番の中から一つ選びなさい。

スニール:7番でお願いします。

司会者:ネパールが国連に加盟したのは西暦何年?

スニール:1000年!

司会者:カトマンズ郡内に市はいくつあるか?

スニール:3つか4つ

司会者:ネパールの最後の国王の名前は?

スニール:顔は覚えているが、名前は知らない


何度、振り返っても素晴らしい。この他にも独創的な回答で司会者はじめ周囲の目を点にさせたスニール。他のチームが“パス”といって回答を避ける中、堂々と答える姿は本当に立派だった。

帰り際、立ち寄った東屋でジュースを飲みながら、びりになった事を皆で笑った。結果はびりだったかしれない。でも負けてから、強くなるのがヒマラヤ小学校の伝統だ。敗北を知っている子ども達だからこそ、強くなり、次に繋げられるのだと思う。

そんな事を考えていると、眼の前にいたスニールが突然、空手の形の練習を始めた。やはりスニールには空手の方が向いているのかもしれない。。。。。。なんでもいい、好きな事を見つけることが学校生活の醍醐味なのだから。


hsf at 07:50│
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