歯科キャンプ「サマーケナフイベント2009」 2日目

2009年08月20日

「サマーケナフイベント 2009」初日

8月20日

サマー今日から「サマーケナフイベント2009」が始まった。会場はバクタプールにあるケナフ活動の拠点校のひとつエベレスト・イングリッシュ・スクール。初日の今日は、日本からお越しになられた日本ケナフ開発機構の釜野徳明博士(神奈川大学名誉教授)による「釜野式ケナフ無薬品全茎パルプ・紙つくり」の指導が行われ、エベレスト・イングリッシュスクールの「ケナフ・みどりの少年団」の代表30名(6、7年生)が、薬品を使わないパルプ作りを学んだ。

7月下旬にネパールに戻ってから今日までの約1か月間は、まさに時間との戦いだった。一時は本当にイベントを開催できるのか不安に駆られる事もあったが、ヤッギャ校長と、今回のイベントのために急きょ留学先の米国から帰国したサダナさんが、僕の帰国中もしっかり準備を進めてくれたお陰で、無事、開催に漕ぎ着けることが出来きた。2人には本当に感謝している。

pulpさて今回、子ども達が学んだ「釜野式ケナフの無薬品全茎パルプ・紙づくり」は、名前の通り日本ケナフ開発機構の釜野博士が発明された苛性ソーダーなどの薬品を一切使わず、水だけでケナフの全茎からパルプ、そして紙を作る方法だ。紙すきの糊はオクラから作るなど、環境負荷を減らすため細かい点まで配慮しているのも特徴のひとつだ。

kenafケナフはアオイ科の1年草で、木に最も近い草と言われている。これまでケナフから紙をはじめバイオプラスティクやボードなど様々な製品が作られてきたが、それらの殆どは靭皮と呼ばれる3ミリほどの皮の繊維部分を使ったもので、靭皮以外の木質部(芯)などは使われずに廃棄されるケースが殆どだった。もちろん製品を作るためには化学薬品が使われている。ちなみに靭皮はケナフ全体の約30%しかないので、無薬品以外にも全茎が利用できる釜野式のメリットは大きい。

サマー今回のイベントを通して、ぜひ釜野式のメリットとケナフに関する正しい知識を広くネパールの人々に紹介できればと思う。何よりイベントに参加する子ども達には、自分たちが種を撒き、育てたケナフを使って、パルプと紙を作る作業を思いっきり楽しんでほしい。



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歯科キャンプ「サマーケナフイベント2009」 2日目