ガイジャトラ突飛な発想

2009年08月08日

少年カメラマン

8月8日

山卒業生と一緒に山の上の村々を訪ねた。今日、訪ねたのはデウラリ村とその周辺の村。デウラリ村は山の頂にある小さな集落で、僕も時々、往診に行く村だ。今回は新しく開通した道を通り、途中までバスで行くことにした。久しぶりに通った道だが舗装道路が延長され、ずいぶん周辺の景色も様変わりしていたのに驚いた。便利さの代償として、日毎に村の美しい景観が壊されていく現状には胸が痛くなるが、これも社会の流れなのだろう。

それでも、しばらく山道を歩いていると目の前に千里一望の棚田が広がり、心が和んだ。太陽の光を浴びて輝きを増す棚田。永い年月を掛け作られたカトマンズ盆地の棚田の美しさは、世界に誇るものだと思う。ぜひ、このままの姿で残して貰いたいものだ。

ソニ実は今回、同行した卒業生たちにカメラを預けて、自由に写真を撮らせてみることにした。子ども達の目線で撮る写真は、一体、どんなものになるのかとても興味があった。結果は近くHPかWeb-Photoアルバムで紹介したいと思うが、思春期の女の子らしく、とても可愛らしかった。

子ども達にカメラを渡して自由に写真を撮らせるという企画は、富士フイルムやキャノンにもあったと思うが、最近だとドキュメンタリー映画の未来を写した子ども達」(ロス・カウフマン監督という映画が記録に新しい。 この映画、なかなか面白い作品だった。

二人昨年も、卒業を目前に控えた子ども達に自由に写真を撮らせてみようと考えていたのだが、時間と機材の問題で残念ながら実現できなかった。今年は機材を譲って貰ったり、中古で買ったりして3台ほどコンパクトデジカメを準備したので、ぜひ実現してみたいと思う。一体、どんな世界が撮れるのだろう。今から本当に楽しみだ。



写真

hsf at 11:35│
ガイジャトラ突飛な発想