楽しい学校NHKーBS1「地球アゴラ」

2009年06月05日

自立を目指せる学校

自立を志せる学校

またわりヒマラヤ小学校では子ども達を褒めて伸ばすことを基本姿勢としている。学校の目標に卒業生の将来の自立を掲げていることもあり、子ども達には学校生活を通して、何でもいいから自分たちを支えるものを見つけてほしいと考えている。自分を支えるもの見つけることが出来れば、将来、どんな障壁に突き当たっても乗り越えることが出来るのではないだろうか。そのためにも子どもの小さな努力を見逃さず、しっかり声を掛け、誉める事が大切だと思う。

僕自身、子供の頃から何の特技もなく、褒められた経験は殆どないのだが、それでも小学生の時、担任の先生から作文を褒められた事を今でも鮮明に覚えている。何十年、経った今でも鮮明に覚えているくらいだから、当時は天にも昇るような思いだったに違いない。

字を書くような仕事にこそ関わっていないが、先生の一言のおかげで、今でも文章を書く事はとても好きだ。駄文でもこうして気負わずブログに公表出来るのは、先生のおかげだと今も感謝している。

喜び2先日、いつものように校内を歩いていると、新5年生の児童が支援者宛の手紙に描いた絵を自慢げに見せてきた。これまであまり絵を描くことのない児童だったのだが、色をたくさん使って精一杯、絵を描いた事がわかったので、本人を褒めた後、ヤッギャ校長に話して、翌日の全校朝礼の時、全児童の前で褒めてもらうことにした。

みんなの前で褒められて照れくさそうにしていた児童だが、よほどその事が嬉しかったようで、今日はそのお礼?に紙切れに描かれた可愛らしい絵を僕にプレゼントしてくれた。

こうした子ども達の変化をみることは、僕にとっての何よりの楽しみだ。一見、ささいな事かもしれないが、こうした小さな事の積み重ねこそが、“自立を目指せる学校つくり”には欠かせないのだと思う。


hsf at 03:09│
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