2009年02月02日

自由をください

2月2日

4c2fd459ビンドゥの死は、僕がネパールで活動を始めてから最も悲しい出来事となった。悔やんでも仕方ないと分かっていながら、もっと気をつけていれば、もっと努力していれば、救えた命だったのかもしれないと思うと、悲しみがぐっと込み上げてくる。ビンドゥの死は単に天命によるものだけではなく、世俗的な問題も絡んでいるように思えてならない。そう考えると、僕たちの活動はまだ道半ばであることを痛感する。

ビンドゥもまた、多くの少女と同じく”愛されている”という確信を持てない女の子だったように思う。ビンドゥの死の1日前、「今日はずっと病院にいてほしい」と言うビンドゥに、父親が「弟が寂しがるから帰る」と答えると、ビンドゥは「もう二度と来ないで欲しい。私が死んでもほっといて欲しい」と言ったそうだ。父親が涙を流しながら「もっとビンドゥを愛すべきだった」と後悔の念を語っていたが、ビンドゥが残したメッセージはあまりにも大きい。。。。。。。。。

僕たちはビンドゥが小さな体で精いっぱい残したメッセージをしっかり受け止め、これからの活動に生していかなければいけない。ビンドゥの死を決して無駄にはしたくない。“ビンドゥは長い苦しみから抜け出し、自由の身になったのだ”いつかそう思える日が来る事を僕たちは信じている。


ラビンドラナート・タゴール詩

わたしに自由をください
野を飛ぶ小鳥のように 小道を行く旅人のように
わたしに自由をください 
大雨のあと水があふれるように
見知らぬ土地をめざして 突進する風のように




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