ユースクラブ恐ろしい日

2009年01月24日

押忍!空手大会

1月24日(土)

空手1昨年5月から始まった空手教室は、すっかりヒマラヤ小学校の活動のひとつとして定着している。稽古中の少年カラテカ達の一生懸命な姿を見ると、思いきって空手教室を開催出来て良かったなぁと、つくづく思う。毎週、月曜日と木曜日、放課後の校庭に響き渡る少年カラテカ達の大きな掛け声を聞く事は、僕の楽しみのひとつだ。

ヒマラヤ小学校を開校したばかりの頃、何か子ども達が誇りを持てる、学校として“これだけは”という伝統を創りたい、という話をよくヤッギャ校長としていた。子ども達が自信を持つためには、運動でも芸術でも何でもよいから、彼らの心の支えとなるものが学校に必要だと考え、いつか子ども達の口から、「僕たちの学校は○○が強い学校」「○○だけは絶対に負けない学校だ」なんて言葉が出てくればいいなぁ、なんて事を夢見ていた。もちろん当時は最高学年が1年生だったので、もっと先の話として話題に上がっていたのだが、今、こうして必死に空手の稽古に励む子ども達の姿を見ていると、あの頃の夢が間違いなく実現に向け、一歩ずつ近づいている事を実感する。

今日からヒマラヤ小学校空手部が属している和同会空手の体重別オープントーナメントが始まり、ヒマラヤ小学校から10名の少年カラテカ達が出場した少年カラテカ達にとっては初めての実戦試合。傍にいると胸の鼓動が聞こえてきそうな程、皆、緊張していた。

僕は空手の経験がないのでルールは良く知らないが、今回はフルコンタクト方式のポイント制。突きが決まれば1ポイント、蹴りは中段が2ポイント、上段が3ポイント、2分間の試合時間内で8ポイントの差がつけば、その時点で試合終了となり、それ以外は取得したポイントの多い方が勝利となる。引き分けの場合は1分間の延長。それでも勝敗がつかない場合は、主審1名、副審3名による判定となるそうだ。

サジャンさて少年カラテカ達の試合だが、当初の予想通り、1回戦で負けるものが殆どだった。中には幸運もあって準決勝まで進んだ者もいたが、準決勝にもなると流石に力の差が歴然としていて、運だけでは勝てない事を思い知らされた。

それでも、打たれても、打たれても前に出る、決して背に箭を立てない姿は、半年間の稽古の大きな成果だと思う。本当にみんな立派に戦った。前向きな敗北は、きっと近い将来の勝利につながるのだろう。

“今日は負けた、でも次は必ず勝つ”、悔しがる少年カラテカ達の表情からは、そんな気概があふれていた。



hsf at 19:06│
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