ネパールに学ぶバドミントン大会・アプスベンの成果

2009年01月15日

ティカ先生

1月15日

クマール今日はアプスベン主催の運動会3日目。パタン市内の広場でサッカー大会が行われ、ヒマラヤ小学校からは補欠を含め12名の自然児が出場する事になった。当初、サッカー大会は学校対抗戦を予定していたのだが、時間の都合上、今回は各校数名ずつが加わった混合チームを作って試合をすることになった。すばしっこい児童が多い事もあって、サッカー大会では入賞の可能性も十分有り得ると考えていたので、混合チームでの試合には少し拍子抜けした。子ども達も「必ず優勝杯をヒマラヤ小学校に持ち帰る」なんて意気込んでいただけに打ち萎れてしまうかと思ったが、そんな事は全く気にもせず、大きなコートで思う存分、大好きなサッカーを楽しめる事を喜んでいた。

混合チームということで、当初はどうなる事かと心配していたが、意外と纏まりも良く、なかなかの好ゲームが続いた。試合を重ねる度にチーム内の友情が深まったようで、裸足で出場していたヒマラヤ小学校の児童に、補欠に回ったチームメイトが靴を貸してくれる姿なども見られた。時にはこうして混合チームを作り、お互いの友情を深める事も悪くないなぁと思う。ヒマラヤ小学校の児童はそれぞれのチームで大活躍。アプスベン加盟校の先生達からもヒマラヤ小学校の児童の活躍を称える声が起こった。

ニロージュヒマラヤ青少年育英会の「里親教育支援」(新規募集を終了)を通して就学支援をしていた子ども達の中には、既に高校を卒業するなどして社会で活躍している子も多い。特に教育支援活動を始めて1番初めに就学支援を行った12名の子ども達は、大学へ進学した1名以外は、皆、就職してそれぞれの分野で頑張っている。今日はアプスベン加盟校の一つ、ニュートンウエーブ学校に昨年から英語の教師として就職したティカが、引率教員としてサッカー会場に来ていた。

ティカと会ったのは彼女がニュートンウエーブ校に就職して以来だから、約半年ぶりだった。半年会わないうちに、ティカがすっかり先生らしくなっている姿を見て本当に驚いた。就職のお世話をした時、粘り強さが少し足りないティカに「何があっても1年間は続けること」と、約束したのが昨日の事のようだ。慣れない環境のなかで一生懸命頑張ったのだろう。今日はティカがとても凛々しく見えた。

ティカ1僕たちが就学支援を始めた頃、ティカは未だ9歳くらいだったと思う。その頃から将来は先生になりたいと夢を語っていたティカ。あれから10年、描いた夢を叶えて先生となり、精一杯頑張っている姿を見られることは本当に嬉しいことだ。ティカは今後、教員を続けながら早朝の大学にも進学する予定だという。素晴らしい奨学生に恵まれた事が、僕の原動力なのだと改めて思った。

ヒマラヤ小学校通信1月のニュースを更新しています。ぜひ、お目通しください。

ティカ2



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