卒業・・・・・ザ・カンニング

2008年12月17日

夢と憧れ

12月17日(水)

児童3名ヒマラヤ小学校では子ども達の将来の自立を大きな目標の一つに掲げている。今般、国際ソロプチキスト東京・新宿クラブの皆さんのご支援を受け、完成したばかりの3階校舎に卒業生を対象にした「職業訓練施設」を開設する事も決まり、自立を目指した活動の気運は高まっている。目下、職業訓練のプログラム作りなど、立ち上げ準備に追われているところだ。

子ども達の自立を実現させるためには知識や技術はもちろんだが、それ以上に子ども達の情操をしっかり養う事が大事だと考えている。情操を養い、自立に対する意識を高揚させなければ、せっかく身につけた技術や知識も宝の持ち腐れに終わってしまうのではないだろうか。夢や目標を持ち、努力すれば必ず認められるという事をしっかり身につけさせる事で、自立は必ず達成できるものだと信じている。そういう意味でも、支援者の皆さんとの交流によって子ども達の夢を育てる事が、今後、益々重要になってくるだろう。

今年、日本人科学者3名がノーベル賞を同時受賞するという快挙が大きな話題となり、日本中を賑わせた。僕自身、ノーベル賞の話題に夢中になった一人だが、受賞式の前に行われた記者会見の中で、ノーベル賞を生む秘訣について訊かれた益川教授が、『若者が育つ原動力は憧れ。これがあれば、言わなくてももの凄くも努力する』と答えていたのが、とても印象に残った。さらに益川教授は『若者が面白いと興味を持つ『種』を広く蒔く事が重要だ』とも語っていた。正にその通りだと思う。

子ども達が将来、自らの力で生き抜いていくためには、「夢」や「憧れ」が何よりも大事だ。これから僕たちは、子ども達が「これで頑張りたい!」と思えるような『夢と憧れの種』を、しっかり蒔いていかなければならない。どれだけ種を蒔けたかで、結果も大きく変わってくるだろう。頑張りたい。



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