2008年10月01日

ダサイン大祭はじまる

10月1日(日)

昨日、アスワン月の第6日は「ガタスタパナ」の日。いよいよダサイン大祭の始まりだ。ダサインは子ども達が一番楽しみにしているネパール最大の祭り。学校も昨日から長期休みとなった。ダサイン祭りは「ガタスタパナ」から始まり、15日後の満月の日に終わりとなる。特に7日目の「フルパティ」から10日目の「ビジャヤ・ダサミ」までの4日間に重要な祭事が行なわれ、町はダサイン一色となる。

ガタスタパナ初日の「ガタスタパナ」の日、各家庭では屋内の聖所に苗床を設けて大麦(一部、トウモロコシも)の種をまく。発芽して伸びた大麦の苗は10日目の「ビジャヤ・ダサミ」の日に引き抜き、束にして髪飾りや献花として用いる。昨日は往診先の各家庭でも苗床が設けられていたが、この苗床を見るとダサインが始まった事を実感する。ダサインは“日本の正月に似ている”といえば、その気忙しさや町の賑わいがお解かりいただけるのではないだろうか。

慌しい9月を何とか乗り切ることが出来、ようやく人心地が付いた。今年も無事ダサインを迎える事が出来た事を、支援者の皆さんはじめ教職員や周りの人達に心から感謝したい。

前回の帰国が2ヶ月間と長期であったため、ネパールに戻ってからも留守中に溜まった仕事をこなすことに追われ、あっという間にダサインを迎えた感じだ。ダサインを迎えるまで正味、3ヶ月余りしかなかったため、正直、この3ヶ月はこれまでに経験した事のない程の忙しさだった。途中、ヤッギャ校長の体調不良などもあり、一時は本当にどうなることかと思ったが、大勢の人の暖かい励ましや協力を頂きながら、なんとか乗り切ることができた。忙しいなりにも、全力で活動に取り組む事が出来た事が嬉しい。

帰国の頻度が年二度に増え、いろんな形でヒマラヤ小学校について知っていただく機会も増えた。帰国中は各方面で活躍している人たちとお会いする機会も増え、活動に役立つ貴重な情報を得ることが出来るようになった。ただ日本滞在が長くなれば、どうしても現地の活動が疎かになってしまいがちだ。だからといってネパールでの活動ばかりに追われていては、先に進むことは出来ない。日本での活動とネパール現地での活動のバランスが、現在の僕にとって一番のジレンマだといえる。

ジレンマの克服のためにも、先生達との役割分担を更に進める必要があるだろう。将来、現地の人達の力で学校を運営し、活動を進めていく事が目標である以上、今の内から皆でしっかり訓練を重ねていくことが重要だと思う。

さて毎年、雲隠れしているダサイン大祭だが、今年は積極的に行事に参加してみようと思う。ネパールをもっと知ることが、つまりは子ども達を知り、より意義ある活動を行なう上での大きなヒントになるのではないかと思う。




hsf at 03:52│