男性優先社会絵画教室

2008年09月10日

予行練習

9月10日(水)

今日は正装をしてファッションショーの予行練習が行われたファッションショーに参加する子ども達が心待ちにしていた日だ。

予行練習2先日、カトマンズでサリの中に着るブラウス用の生地を買った後、ブンガマティ村の洋裁店で仕立てをお願いしていたので、クリニックを終えて学校へ向かう途中、洋裁店に立ち寄った。店の奥から出てきた主人が出来上がったブラウスを包みながら、「あなたの学校の児童(ラクシミ)、あの後、3度も店に来て、今日(水曜日)までに絶対に仕上げるように駄目押しをして来たよ」と笑っていた。一日も早くサリを着てみたいというラクシミの必死の思いが伝わり、思わず笑ってしまった。

さて予行練習を行った子ども達。はじめの内こそ正装に照れ笑いを浮かべていたものの、次第に表情も真剣になり、たった1ヶ月余りの練習とは思えないほど、足並みがぴったりと合っていた。本番に向けて準備万端の状態だ。

実は今回のタレントコンテストでは、個人部門への参加者が予想よりも多くなったため、団体部門が中止となってしまった。ファッションショーのコンテスト参加は見送られることとなったにだが、幸いヒマラヤ小学校の子ども達が一生懸命、練習に励んでいる事を知ったアプスベンの二タ会長から、「ぜひゲストとして参加してほしい」とのお申し出を頂き、何とかファッションショーを披露する事だけは出来ることになった。

予行練習1優勝を目指して頑張っていたので、皆がっかりするだろうなぁと思いつつ、ゆっくり事の経緯を説明すると、がっかりするどころか、「ゲスト」という響きに大喜びしていた。競争より何より、子ども達はファッションショーを披露できる事が嬉しいようだ。以前だったら、きっと拗ねて泣いていただろうに。子ども達の成長を垣間見た思いだった。

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