歓迎会展覧会に向けて

2008年08月07日

楽しいピクニック

8月7日

バス今日は子ども達が楽しみにしていたピクニックの日。試験も終わり、ピクニックを思いっきり楽しむには最高のタイミングだ。今回のピクニックは初めてバスを使っての遠出とあって、子ども達は天にも昇る心地だったようだ。

早朝から学校でヤッギャ校長、モンゴル先生と一緒に野菜を切ったり、食器類や遊具を揃えたりしてピクニックの準備をしていると、呼んでもいないのに子ども達がぞろぞろ集まって来て手伝いをしてくれた。ピクニックの事を考えると、居ても立っても居られなかったのだろう。普段、手抜きで自炊をしている僕でさえ、こうして子ども達がピクニックを楽しみにしている様子を見ると、自然と下準備に力が入った。料理を作る喜びはこうして相手を思う事にあるのだと、身をもって感じた次第だ。

歌今日は子ども達の必死の願いが叶ってか、昼過ぎまではお日さまも顔を出してくれた。途中、一時的に雨も降ったが、子供たちに天候なんて全く関係ないようで、みんな気にせずに遊んでいた。

バドミントンやサッカー、ハンカチ取りゲームで遊んで、腹ペコになった子ども達の食欲は“凄まじい”の一言に尽きる。支援者の皆さんも子ども達の底なしの食欲には驚かれていたが、お腹いっぱい食べた後の子ども達の笑顔は見ていて本当に気持ちが良かった。

遠足踊り昼食を終えた後、子ども達を連れ「ドゥンゲダラ」という水が湧き出している場所まで散歩に出かけた。ドゥンゲダラにはニジマスや鯉などの魚が飼われていて、普段、あまり魚を目にする事がない子ども達は大きな歓声を上げて喜んでいた。

子ども達の様子をカメラに収めている途中、靴の中に蛭がいるような嫌な感触があったので靴を脱いで中を見ようしたところ、誤って靴を池の中に落としてしまった。幸い心優しい二4年生の二ロージが池の中まで入って靴を拾ってくれて助かったが、子ども達には相当、笑われた。この出来事はヒマラヤ小学校の中で、しばらく笑い話として受け継がれるのかもしれない。

ピクニックの後はみんなでゴミ拾い競争をしたり、帰りのバスの中では大きな声で歌を歌ったりして、楽しいピクニックは終わった。帰りのバスの中では、僕の横に座っていた2年生の男の子が涎を垂らしながら、気持ち良さそうに眠っていた。どんな夢を見ていたのだろうか。また、いつか子ども達を連れてピクニックに行きたい。



hsf at 02:28│
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