CD完成異業種交流

2008年05月12日

悲しみを乗り越えて2008

5月12日

ラクシミラクシミのCDに付ける歌詞カードと新しい詩集「ねがい」の作成にあたり、「悲しみを乗り越えて2008」と題して、ラクシミについて纏める事になった。昨年、「美味一服めぐり」で開催した絵画展でチャリティ販売していただいた詩集「希望の光を求めて」の中でも、「悲しみを乗り越えて」と題してラクシミの事を書いたが、実はあの時点ではラクシミに降りかかった様々な困難について全てを書く事が出来なかった。当時、歌唱コンテストで優勝するなど少しずつに立ち直っていたとはいえ、13歳の少女に降りかかった問題の大きさに僕自身未だ動揺していたのかもしれない。

最愛の母を失った上に、否応なしにも父親の悪口を耳にしなければならない苦しみ。村人や親類から容赦なく向けられた蔑みの眼差しは、ラクシミ姉弟を出口のない暗闇へと追い込んでいった。悲しみを必死に耐えようとするラクシミの幼気な姿を見る度に、村社会の厳しさと恐ろしさを痛感する毎日だった。村社会というのは実はおぞましく理不尽な事が多く、心身ともにいやらしい程、強靭でなければ生きていけない社会なのかもしれない。

今回ラクシミCD">「悲しみを乗り越えて2008」として題して、前回の内容に大幅に加筆、修正を行う形で纏めてみた。文章の中で事件についても触れる事が出来たのは、ラクシミの前向きな変化をしっかり確認できたからだ。ラクシミは今、母の面影を忍びながら、逞しく生きている。拙稿ではあるが、ぜひ一人でも多くの方に読んで頂けたらと思う。


ラクシミのCDと詩集はは美味一服めぐりにてチャリティ販売中(1,000円)です。 御協力をよろしくお願いいたします。







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