友情CD完成

2008年05月04日

評価基準

5月4日(日)

ヒマラヤ小学校の開校当初からの夢の一つに、学級委員長の選出と児童会の設立があった。5年生を開校した暁には必ず実現しようと話し合って来たが、今回、そのささやかな夢が実現することになった。

僕たちが目指している楽しく、夢のある学校作りに子ども達の参加は欠かせない。子ども達の意見を学校運営に積極的に取り入れる事で、これまで以上に学校の活性化が図かれるのではないかと期待もしている。また子ども達が学校への所属意識をしっかり持つ事は、将来、卒業生が学校を支えるという夢の実現にも繋がるのではないだろうか。なによりも学校は子ども達のために在るのだから、どんどん面白い提案や意見を出してほしいと思う。

二ロジ児童会長選挙に先立って行われた各クラスの委員選挙では、勉強の出来というよりも、それぞれ人柄で選ばれた感じを受ける。5年生のラクシミを筆頭にどの委員長も性格の良さが際立っている子ども達だ。僕が特に嬉しかったのは、4年生の学級委員長に二ロージが選ばれた事だ。二ロージは口蓋裂で発声に障害がある事はブログの中でも何度か書いたと思う。入学当初、二ロージの事は先生たちもずいぶん心配していたが、二ロージは持前の明るさと、運動能力で友達から慕われる存在になり、今回は見事、学級委員長に選出されることになった。障害を跳ねのけ、元気に力強く生きている二ロージを見ると、本当に逞しく思える。

児童会長と副会長の選挙では、児童会長に5年生のクマールと、副会長に4年生のプロビンが選ばれた。クマール人気は圧倒的で、会長選挙で2番になったラクシミとは、20票以上の差をつけての大勝利だった。副会長のプロビンはこれまであまり陽の当たる存在ではなかったが、先日、ドッヂボールで大活躍した事を全校児童の前でヤッギャ校長に褒められた事で、すっかり学校の人気者となり、今回、副会長という大役を務める事になった。

勝利誰にでも平等に活躍のチャンスがあることが、ヒマラヤ小学校の一番良いところだと思う。勉強が出来るから・・・ではなく、勉強以外の事を評価や判断の基準にしている事がヒマラヤ小学校の自慢だ。

先日、三浦雄一郎さんを訪問した時の児童の選考基準は、制服が奇麗な事だった勉強は苦手でも、制服を奇麗にすることは誰にでも出来ること。あの訪問以来、制服を奇麗にする子が増えたのは言うまでもないが、誰にでも出来る事を評価や判断基準に取り入れる事は、子ども達に対する強いメッセージでもあり、そうした姿勢は子ども達の意欲を掻き立てる事に繋がるのだと思う。これからも子ども達の特技、長所、褒められる点をどんどん見つけていきたい。







hsf at 04:28│
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