ビナの苦しみ空手はじまる

2008年05月01日

ピーピング

5月1日

新入生今年度、ヒマラヤ小学校には26名の新入生が入学し、全校児童は137名になった。開校当時(68名)に比べ、丁度、倍の児童数になった。当たり前のことだが、児童数が増えた分、学校はずいぶんと賑やかになった。毎年、新入生の名前と顔を覚えるのは一苦労だが、今年は腕白な子どもが多いせいか全く苦労する事無く、新入生の顔と名前を覚えることが出来た。名前と顔を覚える事は一人ひとりの子どもたちをしっかり支えるためにも欠かせない。

現在、建設中の3階校舎が完成するまでの間、幼稚園2クラスは一つの教室で一緒に勉強しているため、担任のアヌシャ先生は大変だと思う。昨年、新人教員として幼稚園クラスを受け持ったアヌシャ先生。当初は声が小さく、果たして子どもたちを纏められるか心配していたが、今ではヒマラヤ小学校1位、2位を争うほど大きな声が出るようになった。1年間、必死に頑張ってきた成果だと思う。

アヌシャ普段、学校を訪ねた時には、教室に入って子ども達の写真を撮る事もあるが、出来るだけ授業の邪魔にならないよう教室の外から窓越しに授業の様子を見ている。授業の様子を見ているといっても、先生の教え方などを細かく観察するわけではなく、単に授業中の子ども達の様子を見るのが楽しいから見ているのだ。

とはいえ、僕が教師だったら授業の様子を毎日のように覗かれることを鬱陶しく思うだろう。そんな事もあって、先生たちには申し訳ないなぁと思いつつ続けているのだが、実はこのピーピングが先生たちの良い刺激になっているそうだ。先日の職員会議の中で、僕の帰国中に授業の様子を見てくれる人がいないと張り合いがなくってしまう、という意見が先生たちから出されてとても驚いた。

実際、どれだけ役に立っているのかは分からないが、少しでも先生たちの張りあいになるのなら、これからも積極的に続けていこうと思う。先生たちが張り合いを持って頑張ってくれたら、子どもたちにも必ず良い影響があると思う。




hsf at 04:02│
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