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2008年04月05日

人生は出会い

4月5日(土)

先日、HPにヒマラヤ小学校の「沿革ページを作成するため、手元にある学校建設の話が始まった2000年頃から、現在に至るまでの資料を読み返した。自分作成した企画書やレポートなどを読んでいると、いかに当時の自分が必死だったのかが伝わってきて、可笑しかった。よくこんな稚拙な内容の企画書が通り、学校建設が実現できたなぁと驚くばかりだが、当時、学校建設に関わった先生達や生徒の熱意があったからこそ実現できたのだと、改めて思う。

漠然と心の中で描いていた学校建設の夢が、”学校を作ろう“という大きな動きに発展したのは2001年の頃。あの時は本当に嬉しくて、”はやく完成させたい“そんな事ばかり考えていた、正に夢現つの状態だった事を覚えている。

しかし、その後、外国支援で出来た学校の多くが運営面に大きな問題を抱え、中には僅か数年で廃校になっている学校もあるという事実を見聞きした時は、“学校さえ出来れば、貧しい子ども達がみんな学校で勉強できるようになる”と信じ込んでいた自分の認識の甘さを思い知った。そして、「もしかしたら僕達の学校も廃校になってしまうのでは」、という大きな不安が常に付きまとった。

結局、不安は解消されないまま開校の日を迎えたのだが、当時、机もない教室で子ども達が嬉しそうに勉強している姿を見たときは、感動で胸が潰されそうな思いがした。その事がきっかけで、“卒業生を出すまでは、なんとか挫けずに頑張ろう”と自分の心に決め、卒業生を送り出す事を僕自身の大きな目標としてきたが、来年はいよいよ、その卒業生を送り出すことになっている。

倒けつ転びつ、何とか目標達成の目処が立つところまでやって来られたのは、支援者や周りの人たちの暖かい支えがあったからだ。最近、人生とは出会いだとつくづく思う。



hsf at 06:38│
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